活動記録

五感を感じて描こう (参観日2日目)

2020年7月3日

今年度の参観日は新型コロナウィルス感染予防に取り組みながらの例年とは少し違う形の参観の方法にさせていただきました。そして、本日はその2日目でした。今日も、今にも雨が降り出しそうなどんよりとした雲が広がっていてのスタートでしたが、参観の時間が終わったころにポツポツと降り出して参観中はなんとかギリギリセーフといったお天気でした。

本日も昨日に引き続き、『五感を感じて描こう』に取り組みました。子どもたちが体全体で持っている感覚を使って思いのまま描いていきます。

「パプリカ」 を手にして、タネも指で触ってみます。どんな感触だったかな?


「とまと・きゅうり」 子どもたちの目の前で切ってみます。耳をすますと切る音も聞こえてきます。

「サクッておとがした~」「トンっていったね。」
匂いはどうかな?

「ピーナッツのにおいがするよ、 ほらっ」 ピーナッツ? うーん、言われると、うーん、そんな気がしてきた。くんくん。

「ミニとまと」 も、色々なとまとが描けていました。


ミニとまとも、赤色だけでなく、緑やオレンジもあるんですね。そっくりな色を見つけて描いている子も。

中には、いろいろなカラフルなとまとを描き、「うちゅうのとまとだよ!」とお話しをしてくれる子も。

年長さんは更に題材から頭の中でストーリーを考えて描いているので、一人一人の絵が本当に面白いのです。

「いもり」を描いていたクラスでは。
山を登ったら頂上にテレビがあって、テレビを見ることができるんだよ。と、頑張ってその山を登っているイモリがいて、1枚の画用紙の中にはその子のいもりの世界、物語が広がっていたり。

きれいな虹がかかっている中でいもりがニコッと笑って泳いでいたり。 たくさんの星の下で、まるで、織姫と彦星のように2匹のいもりが仲良くしているところを描いていたりと、本当に楽しい世界が広がっていました。

「かめ」を描いていたクラスでは。

カラフルなかめと一緒に泳いでいるのは、なんと、ハリセンボンとマンボウ。おもしろい!

こちらも、パステル色のかめがきもちよさそうに泳いでいます。このように丁寧に色を選び、色を作って、塗る。この時の子どもたちの頭には一人一人違うストーリーが流れているのでしょうね。

年長さんのお母様からも、「子どもの発想って本当におもしろいですね。」「大人では思いもつかないようなことを物語にしていくので驚きました。」などと、たくさんの驚きや感動の声を聴くことができました。そうなんです。今回の参観では、ぜひ、このように子どもたちは様々な感覚を使いながら、それぞれの想いで描いていくのです。絵だけ見て、上手・下手なんてとんでもない、どの子の絵にもストーリー、想いがあるんですよね。お子様の姿から、その様な気持ちを持っていただけたことがやっぱり、この子たちのお母さん、お父さんなんだなと納得できました。きっと、日ごろからも子どもたちの姿を温かい気持ちで受け止めてくださっているのでしょうね。

 

参観も終了し、お家の方とは一度、さようなら。 その時にはさみしくなって、「ママ~~ (泣) 」な子も。そうなりますよね。

えーん、と泣き疲れてしまった子がウトウト。そこを優しくよしよしとしてくれている子が。きっと自分もさみしいはずのに、優しいですね。

さみしさを紛らわすには、よーし!盆踊り~。みんな自分のうちわを持ちだし、♪ ミッキー ミッキーマウス ミッキー ミッキーマウス♪
おっ、笑顔が戻ってきましたよ。最後には、うちわであおいで涼しくしてくれました。「あ~、きもちがいい~」

2階にあがっていってすぐ目に入ってきた、これ 何だろう!


え~、なに、なに~。 「あとでのおたのしみ~。」
その後、子どもたちが「プールやるからあそびにきて~」と。

わあ! これ、プールだったんだ。すごい!
みんなで、新聞や広告をびりびりとして囲ってプールを作ったようです。プールの中で思いっきりはしゃいでいましたよ。私も思いっきり頭にブワァ~ってかけられて、涼しくなりました。

参観日を終えて、お子様の幼稚園での姿を見てどうでしたでしょうか。想像していたお子様の姿と違っていましたか?確かに、「あれ?いつもとなんかちがうんじゃないかい?」な子や逆にいつも通りな子もいたりとそちらも様々ですが。どの子もみんな頑張っています。そして、どの子も幼稚園でとってもいい笑顔を見せてくれています。(時には涙の日もありますが、いろいろな気持ちの日があって当たり前ですよね)なので、毎日、幼稚園から帰ってきたら、頑張ってきたことを褒めてあげてくださいね。(皆様がとってもいい親子関係でいてくださっていることは、お子様からよく伝わります)これからも、幼稚園とご家庭と一緒にお子様を支え、応援し、そして、一緒に幼稚園生活を楽しんでいきましょうね。お子様のことで何か不安なことや心配なことは何でもご相談ください、また、お家での楽しいエピソードやびっくりエピソードなどがありましたら聞かせてくださいね。そうやって、子どもたちの成長を笑顔で見ていきたいです。