活動記録一覧

  • 今日は人気メニュー「ビビンバ」!でも野菜たっぷりなんですよ

    2020年11月25日

    只今、幼稚園の中は、牛乳パック・空き箱・カップ・包装紙・毛糸・・・などなどの廃材があちこちに。こちらの廃材たち、決してゴミではありません。子どもたち、小さな芸術家さんたちにとっては、廃材たちをあれこれと見て、じっと考えて、ひらめいた~!とばかりに手にして持っていき作りはじめます。まだまだこれから続きを作っていくものや出来上がってきたものなどなど、一見、幼稚園の中が散らかってしまっているようにも見えますがこれは、造形展へ向けての芸術家さんたちの頑張りなのですみませんと、片付いていない言い訳のようになってしまいましたが。

    今日も異年齢で頑張っていましたよ。


    切る・貼る・塗る・・・などの作業も日に日に子どもたち自身も上達していっています。

    『ひまわりの湯』のイメージが形になってきたのか、次は看板作りに入っている子も。どんな、『ひまわりの湯』が出来上がってくるのかな。

    さてさて、本日の給食は、「ビビンバ・中華スープ」でした。

    年少さんの量なのでちょっと少な目に見えるかもしれませんが、これを見ただけでも、「野菜がいっぱ~い」に見えませんか。


    こちらには、ねぎ・しいたけ・ほうれん草・にんじん・もやし、そして、スープには青梗菜に玉ねぎまで入っています。こんなに野菜が入っているのにこのメニュー、子どもたちに大人気なんです。


    「おいしいですか~」と突撃となりの晩ごはん風に入っていくと、「おいしい~」「おかわりした~」との声があちこちから。


    こんなに野菜がたっぷりなのにペロリと食べれてしまうところってなんだか不思議ですよね。みんな美味しそう、そして楽しそう。

    野菜たっぷりだけど、満3歳児のあさがお組さんはどうだろうか・・・。「たべれな~い」って言ってないかな。
    そんな心配は無用でした! 完食したピカピカのお皿を「ぜんぶたべちゃったよ。」と見せてくれました。すごい、すごい!

    どうしてもお皿を見てほしくて、まだ少し残っているお皿を一生懸命に見せてくれるので、「こぼれる、こぼれる。」という可愛い場面も。

    一番小さなあさがお組さんも野菜たくさん食べれましたね。これがみんなで食べると食べれてしまう給食マジックというものかな。

    子どもたちが大好きな給食を毎日、愛情たっぷりで作ってくれている幼稚園の調理員さんの調理の様子も今度、突撃隣の晩ごはん風に突撃してみようかな。(いつもこちらのページに登場することを恥ずかしがり遠慮されるので、今度、そこを押し切って突撃取材をしてみますね。)

  • お米作りもいよいよ終盤。脱穀作業(年長組)

    2020年11月24日

    6月にどろんこになりながら植えたお米の苗がぐんぐんと育ち、見事な稲穂になっていました。そして先日、今度は年長さんたちが見事な鎌さばきを見せてくれて稲刈りをしてきました。それからもお天気がいい日が続き、干すこともできて、今度はいよいよ、脱穀作業です。

    しかし、今年はお天気に恵まれていますね~、稲刈りの日もそして今日の脱穀も青空の下での体験となりました。

    姉妹園の村中保育園近くの後藤さんのご家族にお世話になっています。並んで元気にご挨拶をしてから始めましょう。

    「おはようございます。おねがいします。」

    後藤さん宅は大正時代から多く使われてきた、「足踏み脱穀機」と「唐箕」をお持ちで今回はその貴重な道具を使わせていただいての体験です。

    足でペダルを踏むと針金がついたドラムのようなものが回転します。その回転により、刈り取った稲からモミを外していくのです。

    ペダルを踏むと勢いよくドラムが回転して、バイクのブンブーンとエンジンをかけるような音に似た音がしていました。子どもたちもその音がどこからしているのか最初はキョロキョロしていました。ペダルを踏むことが簡単そうに見えてこれがなかなか難しく、上手くタイミングよく踏まないと逆回転してしまったりするんですよ。

    その難しい足踏み脱穀機も、みんなとてもペダルを踏む速さや動きがよくて、現地の方たちも褒めてくださっていました。音を立てながらどんどん稲からモミが外れていくのを目の前にして真剣モードです。

    昨年は黒米という種類でお米も真っ黒でそれを白米に入れて炊くと赤飯のように色がつくというお米を育てていましたが、今年は緑米という種類のもち米でモミの色は黒米のように黒っぽい色をしていますが、もみ殻がとれると中はうっすら黄緑っぽいお米のようです。こちらももち米の一種だそうです。

    足踏み脱穀機を体験した子は、モミが落ちた稲を短くカットしてもらいそれを田んぼの地面にバラバラとじゅうたんになるようにちりばめました。

    ブワ~っと、思いっきりまき散らしても、「ありがとう。」と言われる状況って子どもたちにとっては面白くて楽しいですよね。広~い稲刈り後の田を走り回っていました。

    これで終了ではありませんよ。脱穀機で落とされたモミにはまだまだ稲の葉やくずが混じっています。これを、「唐箕(とうみ)」というこちらも大正時代から使われている機械を使って行いました。「大正時代ってわかるかな?」に、「きょうりゅうがいたころだよね!」という子がいて、教えてくださっている後藤さんも「その時代はもっともっと昔かなあ。」と笑っておられました。

    こちらが「唐箕」です。くるくるとハンドルを回して、人工的に風を起こしてモミやくずなど重さごとに選別していきます。

    くるくる、くるくる。こちらの作業も回すだけと簡単そうに見えますが、この回す速さがポイントで早すぎても遅すぎてもダメなんですよ。でも、この唐箕の作業も子どもたちは、とても上手で褒められていましたよ。褒められることって子どもたちはもちろんうれしいでしょうけれど、子どもたちのことを褒めてくださっているのを聞くとなんだか私たちもとっても嬉しい気持ちになりました。

    風のちからでくずが飛んでくるので、風が出てくるところが面白いのか手を当てて風を感じている子もいました。これ、正面に立ってしまうと、自分の顔にモミのくずがバア~っとかかってしまうので要注意なんです。

    脱穀の作業も終わりに差し掛かった頃、稲が干してあった竹の棒で鉄棒をして遊んでいました。子どもたちがこのように遊んでも全然大丈夫だったこの竹はとっても丈夫なんですね。

    お米ができるまでって大変な作業がたくさんあるんですね。田植えをしてから稲刈りをするまではこちらのご家族に成長をお願いしていました。きっと田植え・稲刈り・脱穀の作業以外にももっともっと大変なこともあるのだと思いますが子どもたちは十分に体験できたと思います。

    青空の下、刈った稲の上でごろ~ん。気持ちいいよね。ぽかぽかしてきてこのままお昼寝でもしたいくらい。

    あとは、精米をしてくださってから、『令和2年 桃花台ひまわり幼稚園新米』が出来上がってきますよ。年長さんがどろんこになりながら植えた小さな苗から育ったお米と思うと感慨深いですよね。楽しみです。

    そして、お米作りを田植えからずっとご指導してくださり田んぼも提供してくださった後藤様ご家族の皆様と子どもたちが伺うとお手伝いに来てくださっている地元の方々のご協力あってできたことなので感謝の気持ちでいっぱいです。本当にどうもありがとうございました。子どもたちも、感謝の気持ちを伝えてから幼稚園に戻ってきました。毎日のように口にするお米、一粒一粒を大事に食べてくださいね。

  • 抹茶の味はどうだったかな(お作法 年長組)

    2020年11月20日

    お作法をやっているホールの扉を開けると、ついさっきまで、わいわいギャーギャー(ギャーギャーは大袈裟かもしれませんが)と賑やかにしていた年長さんが、あれ、おしとやかに座っているではありませんか。顔は真剣だったり、ちょぴり照れ顔だったり。最近よく聞く、「ギャップ萌え」と同じ感覚なのでしょうか、あれ~、あの元気な年長さんが、あれ~、おしとやかだわ、可愛いなあ。

    でも、これは、ギャップとは違い、メリハリがついたというか、お作法という時間はどういう時間なのか、今は、園庭で自由に走り回れる時間なんだとかなど自分たちで分かるようになっているのですよね。

    そして、お茶をいただく作法を、今日は本物の抹茶をいただくことを経験しました。動作は前回も教えていただいていたので子どもたちはよく覚えていました。


    初めて本物の抹茶を口にした子も多く、その顔が様々でおもしろかったですよ。苦そうに少しずつ口にしている子や、一気に飲んでいる子やら、苦くても、「にが~い!」と言ってはいけないと思うのか顔が苦笑いになっていたり。そして、最後は、ズズズ~っと音を立ててくださいねという話を聞き、あちこちから、ズズズ~っといういい音がしていました。


    お茶を飲んだところを指でサッと拭いて、そして、その拭いた指はお菓子がのっていた懐紙でサッと拭くというのも作法です。

    子どもたちが大きくなった時にどこかでお茶をいただく機会があった時に何気に体が覚えていてサッとできているとなんか素敵ですよね。覚えていてくれるかな。

    お作法を終えた年長さんも加わり、今日も、共同製作に力が入っていましたよ。

    手形模様にしたい所には、自分で自分の手に筆で色を塗ってペタっとしていました。誰かに筆で塗ってもらうとくすぐったいようですが、自分でやるとそれほどくすぐったくないようで何回もペタペタとやっていました。

    わあ、手がこんな色に~~。

    廃材の箱から見つけたアリエルの絵を器用にハサミで切っています。もうこの時点で頭の中でここから何を作り上げていくかが構想できていたようでどんどんと進めていました。やっぱり子どもってすごいなあ。

    「ひまわりの湯」がテーマですが、温泉っていうと、お風呂だけでなく、温泉街にはお土産やさんやゲームコーナーがあったりというイメージが子どもたちにもあるようです。なので、「ひまわりの湯」であったまるねえ~だけではなく、楽しめることもいっぱいの「ひまわりの湯」になりそうですよ!

    子どもたちの小さい手で切ったり、塗ったり、貼ったり。そんな小さな手で大きな大きなものを作りあげているので本当に子どもたちってすごいです。

    これからも幼稚園でたくさん楽しいことをしていくには、まだまだ続いている「コロナにまけるな」ですよね。幼稚園でも今一度気を引き締めながら消毒や手洗い、換気などに努めています。連休明けになりますが、またみんなで、毎日を笑顔で楽しくすごせるようにみんなで頑張っていきましょうね。