活動記録一覧

  • 園庭には宝物がいっぱい

    2020年11月26日

    秋が深まり、今度は少しずつ冬へと変化していくことを感じるこの頃、園庭にはたくさんの木の実が落ちてきます。特に、どんぐりの落ちてくる数がものすごく。どこかの山にでも行ってきたかなくらいな量に。

    ちょうど今、集めている廃材の中からお菓子の筒を見つけて、その筒がパンパンになるくらいにどんぐりが入っていました。

    どんぐりや木の実・落ち葉などを集めてごちそうづくり。混ぜ混ぜする手つきがまるでハンバーグになるお肉を混ぜ混ぜしているような感じで慣れている感があったのでお家でお手伝いしたことがあるのかな~と予想。

    バケツやカップ、缶のふたなど色々な容器にどんぐりを入れたり出したり並べたり、もうそれだけでもたくさんのどんぐりで楽しいよね。

    そしてお片付けの時間になり、子どもたちにとって大事なものをとっておく場所となっているのが事務所横の使っていない靴箱です。その中には、子どもたちの大事が詰まっています。思い起こせば、夏には、セミがたくさん入っていましたね。

    こちらは、「どんぐりのどんぶりごはん」ですね。どんぐりがもりもり入っています。

     

    お帰りの時間にもまだまだどんぐり遊びは続き・・・

    器用にどんぐりの皮をはがしています。そして・・・

    「ほら、ピーナッツになったよ!」 わあ、きれいにむけたね。

    そしたら、今度はそのピーナッツ風になったどんぐりを、帽子のつばの部分というのでしょうか、まがっている部分に入れて、

    この帽子にそってコロコロところがしてゲームのようにして遊んでいました。こういう遊びもよく考えますよね。すごいなあ。

    そして、「どんぐりがはいってるんだよ。」とそっと教えてくれて、ポケットからハンカチを出して中を見せてくれました。写真にはうまく映らなかったのですが、中にはどんぐりがたくさん入っていて、見せてくれました。どんぐりをポケットに大事に入れてお家に持って帰るって可愛いですよね。

    先日も、バスの中でず~っと、どんぐりをひとつ握りしめて、「ママにあげるの。」ということも。なんて可愛いんだ~。そんな思いのどんぐりをもらったら捨てられないよ~になりますよね、でもそのままとっておくと、どんぐり虫が出てくるので気を付けてくださいね。大切に保存しておく時は一度、熱湯でぐつぐつと煮るといいですよ。

    そして、このような遊びも今の季節ならではの子どもたちの遊びです。季節、自然を感じながら楽しんでいます。

     

  • 今日は人気メニュー「ビビンバ」!でも野菜たっぷりなんですよ

    2020年11月25日

    只今、幼稚園の中は、牛乳パック・空き箱・カップ・包装紙・毛糸・・・などなどの廃材があちこちに。こちらの廃材たち、決してゴミではありません。子どもたち、小さな芸術家さんたちにとっては、廃材たちをあれこれと見て、じっと考えて、ひらめいた~!とばかりに手にして持っていき作りはじめます。まだまだこれから続きを作っていくものや出来上がってきたものなどなど、一見、幼稚園の中が散らかってしまっているようにも見えますがこれは、造形展へ向けての芸術家さんたちの頑張りなのですみませんと、片付いていない言い訳のようになってしまいましたが。

    今日も異年齢で頑張っていましたよ。


    切る・貼る・塗る・・・などの作業も日に日に子どもたち自身も上達していっています。

    『ひまわりの湯』のイメージが形になってきたのか、次は看板作りに入っている子も。どんな、『ひまわりの湯』が出来上がってくるのかな。

    さてさて、本日の給食は、「ビビンバ・中華スープ」でした。

    年少さんの量なのでちょっと少な目に見えるかもしれませんが、これを見ただけでも、「野菜がいっぱ~い」に見えませんか。


    こちらには、ねぎ・しいたけ・ほうれん草・にんじん・もやし、そして、スープには青梗菜に玉ねぎまで入っています。こんなに野菜が入っているのにこのメニュー、子どもたちに大人気なんです。


    「おいしいですか~」と突撃となりの晩ごはん風に入っていくと、「おいしい~」「おかわりした~」との声があちこちから。


    こんなに野菜がたっぷりなのにペロリと食べれてしまうところってなんだか不思議ですよね。みんな美味しそう、そして楽しそう。

    野菜たっぷりだけど、満3歳児のあさがお組さんはどうだろうか・・・。「たべれな~い」って言ってないかな。
    そんな心配は無用でした! 完食したピカピカのお皿を「ぜんぶたべちゃったよ。」と見せてくれました。すごい、すごい!

    どうしてもお皿を見てほしくて、まだ少し残っているお皿を一生懸命に見せてくれるので、「こぼれる、こぼれる。」という可愛い場面も。

    一番小さなあさがお組さんも野菜たくさん食べれましたね。これがみんなで食べると食べれてしまう給食マジックというものかな。

    子どもたちが大好きな給食を毎日、愛情たっぷりで作ってくれている幼稚園の調理員さんの調理の様子も今度、突撃隣の晩ごはん風に突撃してみようかな。(いつもこちらのページに登場することを恥ずかしがり遠慮されるので、今度、そこを押し切って突撃取材をしてみますね。)

  • お米作りもいよいよ終盤。脱穀作業(年長組)

    2020年11月24日

    6月にどろんこになりながら植えたお米の苗がぐんぐんと育ち、見事な稲穂になっていました。そして先日、今度は年長さんたちが見事な鎌さばきを見せてくれて稲刈りをしてきました。それからもお天気がいい日が続き、干すこともできて、今度はいよいよ、脱穀作業です。

    しかし、今年はお天気に恵まれていますね~、稲刈りの日もそして今日の脱穀も青空の下での体験となりました。

    姉妹園の村中保育園近くの後藤さんのご家族にお世話になっています。並んで元気にご挨拶をしてから始めましょう。

    「おはようございます。おねがいします。」

    後藤さん宅は大正時代から多く使われてきた、「足踏み脱穀機」と「唐箕」をお持ちで今回はその貴重な道具を使わせていただいての体験です。

    足でペダルを踏むと針金がついたドラムのようなものが回転します。その回転により、刈り取った稲からモミを外していくのです。

    ペダルを踏むと勢いよくドラムが回転して、バイクのブンブーンとエンジンをかけるような音に似た音がしていました。子どもたちもその音がどこからしているのか最初はキョロキョロしていました。ペダルを踏むことが簡単そうに見えてこれがなかなか難しく、上手くタイミングよく踏まないと逆回転してしまったりするんですよ。

    その難しい足踏み脱穀機も、みんなとてもペダルを踏む速さや動きがよくて、現地の方たちも褒めてくださっていました。音を立てながらどんどん稲からモミが外れていくのを目の前にして真剣モードです。

    昨年は黒米という種類でお米も真っ黒でそれを白米に入れて炊くと赤飯のように色がつくというお米を育てていましたが、今年は緑米という種類のもち米でモミの色は黒米のように黒っぽい色をしていますが、もみ殻がとれると中はうっすら黄緑っぽいお米のようです。こちらももち米の一種だそうです。

    足踏み脱穀機を体験した子は、モミが落ちた稲を短くカットしてもらいそれを田んぼの地面にバラバラとじゅうたんになるようにちりばめました。

    ブワ~っと、思いっきりまき散らしても、「ありがとう。」と言われる状況って子どもたちにとっては面白くて楽しいですよね。広~い稲刈り後の田を走り回っていました。

    これで終了ではありませんよ。脱穀機で落とされたモミにはまだまだ稲の葉やくずが混じっています。これを、「唐箕(とうみ)」というこちらも大正時代から使われている機械を使って行いました。「大正時代ってわかるかな?」に、「きょうりゅうがいたころだよね!」という子がいて、教えてくださっている後藤さんも「その時代はもっともっと昔かなあ。」と笑っておられました。

    こちらが「唐箕」です。くるくるとハンドルを回して、人工的に風を起こしてモミやくずなど重さごとに選別していきます。

    くるくる、くるくる。こちらの作業も回すだけと簡単そうに見えますが、この回す速さがポイントで早すぎても遅すぎてもダメなんですよ。でも、この唐箕の作業も子どもたちは、とても上手で褒められていましたよ。褒められることって子どもたちはもちろんうれしいでしょうけれど、子どもたちのことを褒めてくださっているのを聞くとなんだか私たちもとっても嬉しい気持ちになりました。

    風のちからでくずが飛んでくるので、風が出てくるところが面白いのか手を当てて風を感じている子もいました。これ、正面に立ってしまうと、自分の顔にモミのくずがバア~っとかかってしまうので要注意なんです。

    脱穀の作業も終わりに差し掛かった頃、稲が干してあった竹の棒で鉄棒をして遊んでいました。子どもたちがこのように遊んでも全然大丈夫だったこの竹はとっても丈夫なんですね。

    お米ができるまでって大変な作業がたくさんあるんですね。田植えをしてから稲刈りをするまではこちらのご家族に成長をお願いしていました。きっと田植え・稲刈り・脱穀の作業以外にももっともっと大変なこともあるのだと思いますが子どもたちは十分に体験できたと思います。

    青空の下、刈った稲の上でごろ~ん。気持ちいいよね。ぽかぽかしてきてこのままお昼寝でもしたいくらい。

    あとは、精米をしてくださってから、『令和2年 桃花台ひまわり幼稚園新米』が出来上がってきますよ。年長さんがどろんこになりながら植えた小さな苗から育ったお米と思うと感慨深いですよね。楽しみです。

    そして、お米作りを田植えからずっとご指導してくださり田んぼも提供してくださった後藤様ご家族の皆様と子どもたちが伺うとお手伝いに来てくださっている地元の方々のご協力あってできたことなので感謝の気持ちでいっぱいです。本当にどうもありがとうございました。子どもたちも、感謝の気持ちを伝えてから幼稚園に戻ってきました。毎日のように口にするお米、一粒一粒を大事に食べてくださいね。