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はじめてのお作法の時間にドキドキ?おいしい?(年長組)
月に1回程、着物を着た先生が幼稚園に来る。 なんだろ、なんだろ。
年長さんと一緒になんかやってる、なんだろ、なんだろ。って、思っていたよね。それはね、年長さんになると、『お作法』の時間があるんです。
お作法って? 日本文化の『茶道』を通して『お作法』を身に付けるといった感じの時間です。
今年度はじめてのお作法の時間。 そして、今年度からはじめての講師の先生、古屋先生です。みんなで「はじめまして」ですが、とても気さくで優しい先生なので、子どもたちもドキドキ顔から、すぐにニコッ。
お客さんは、閉じてある扇子を手に持ちおしりの後ろに置きます。そして、お運びさんは、ふくさを身につけて準備です。今日は、きれいな正坐の姿勢も教えていただきました。子どもたちが正坐すると、ちょこんって小さくて可愛いですね。
ふくさをつけているお運び役の子どもたちが、両手でそっとそっとお菓子を運んでいきます。
お客さんとお運びのご主人がご対面のかたちになり、いつも一緒にわいわい遊んでいるお友だちなのになぜか照れ。だったり。
わーい、お菓子だ~! ヤッホー! パクパク。 と言った気分になりますが・・・・そこは、ちょっとおしとやかに。
「いただきます」小さなあんこの玉のお菓子でしたが、そっと口に入れた後、隣の子に、「おいしい」とささやいていたの、聞こえてきましたよ。子どもたち、どうやら、このお菓子、気に入ってくれたようです。
お作法の時間 = お菓子を食べれるんだ~ の、お楽しみだっていいんですよ。
最後に、今日、初めてのお作法の時間で何をやったかな?な、振り返りをした時の子どもたちの答えがおもしろくて、
まず、2役にわかれたよね。「お客さんと・・・」との問いかけに、「店員さん!」。そうだよね、日常だと、お客さんと言えば店員さんだよね。お運びさんとか、ご主人様という言葉は使いませんもんね。そして、このお作法では、季節のものを知り感性を磨くという意味もあります。
今日、先生が持ってきたくださった季節のお花と絵。写真では見えにくいですが、魚の鮎が泳いでいる絵になっていました。
子どもたちも、鮎のお話も聞いたあと、絵をじっくり見ていました。こういう時間もなんかいいですね。これから1年かけて、少しずつ学んでいき、自分でお茶を点てるということまで身につけ、最後にはお家の方をお招きしてのお茶会でその腕前を披露するという計画をしていますので、お楽しみに!です。
☆ 藤のツル どんどん伸びていいですよ~~ ☆
毎年、砂場の上の藤、この時季ころから、わさわさしてきます。その割には、花はあまり咲きませんが・・・(今年はこれでも咲いた方なんです)。
びよ~~んと伸びできたツルを先生がチョッキン、チョッキン。これは、剪定しているという意味もありますが、ツルを使いたいんです~という意味もあるようです。
ツルから葉っぱをとりのぞき、ツルだけの状態にして何やら作っていくようです。取り除いた葉っぱを集める作業も、さすが年長さん、みんな積極的に片付け作業までしてくれています。 すごいなあ。
片付けながらも、見つけた葉っぱを手にとり、「これで舟が作れるんだよ! おじいちゃんが作ってたから」 おじいちゃんから孫にちゃんと伝授されてますよ! こういった昔ながらの遊びや工夫が伝わっているってことに感激しました! おじいちゃん、おばあちゃん、ぜひぜひ、幼稚園の子どもたちにも色々と伝授をお願いします。いつでも大歓迎です!