活動記録

茶碗づくり、これも芸術の秋ですね(年長組)

2020年9月17日

年長組になると、剣道・お作法と今まではなかった時間をすごすこともあります。月に1回ペースでのお作法の時間ですが、最後の3月には1年間の集大成として、お家の方をお招きしてのお茶会を予定しています。そして、そのお茶会にはなんと!なんと!自分で手作りした茶碗で抹茶をたてるのです。そして、お家の方に味わっていただこうという計画なのです。

そして今日、その茶碗を作成しました。 陶芸の加藤先生にお願いをして、教えていただきながら子どもたちはみんな頑張っていましたよ。

いつも遊んでいる粘土とちょっと違う感触、重さに、「おも~い。」 「つめた~い。」 と陶器用の土の感想が次々に。

まずは、粘土の塊をまあるく同じ厚さになるように伸ばしていました。そこにちょっぴりいたずらに、「みんなでピザを作ってるの?」と声をかけると、笑いながら、「ちが~~う!」「ちゃわんだよ~!」と返されました。


この簡単そうにも見える、同じ厚みでまあるくってのがなかなか難しいんですよね。次に、茶碗の型の上に被せていきます。

慎重にそっと優しくかぶせていますね。 どうなるかなあ、まだわからないですね。

形を整えながら被せたら、陶芸の加藤先生に見ていただきながらまわりの茶碗の型からはみ出た部分を切り取ってもらいます。

さて、次の作業も重要ですよ。

茶碗の台になる部分を作っていきます。自分の親指程の太さに粘土を伸ばしていき、

ドーナツのような形にして、茶碗の台になるようにくっつけます。取れてしまわないように、泥のような柔らかさになっている土をのりのようにぺたぺたと付けます。

ペタ。 うまく、くっついたかな。

ドーナツをペタ。

だんだん茶碗の形に近づいてきましたね。

いよいよ、ここからは、1人1人の個性が出てくる作業です。スタンプのように模様をぺたぺたと付けたり、

クッキーの型を抜くように、

1人1人、それぞれの思いで茶碗を装飾していきました。
今は、ひっくりかえっている向きですが、誰のかなあ。あっ、これで完成!ではないですよ~。ここから、陶芸の先生に持ち帰っていただき、窯で焼いていただきます。そして、その後に、釉薬という薬をつけ、色を出していき、更に焼くという作業が続きます。
釉薬を付ける体験を11月に予定していますので、そちらもきっと子どもたちは初めての体験でわくわくしそうですよ。色も子どもたちがそれぞれに好きな色を選んで焼いていきますので、更に、個性が出そうですね。

こちらの茶碗は12月5日の造形展に展示させていただき、3月のお茶会には子どもたちがお家の方に手作り茶碗に抹茶を点てますのでそちらもお楽しみにしていてください。

 

確実に季節は秋へと移っていますが、まだ、じめじめといった暑さもありますね。体調管理に気を付けないといけないです。

「せんせい、みて。」 と、黄色になった葉っぱを見せてくれました。

あれ、覗いてみると・・・

オレンジ色の実が2つ包まれていました。この、葉っぱの色、木の実の色からも秋を感じますね。

そして、今日は、年長さんが陶芸体験という芸術の秋に触れた一日になりました。

明日は、金曜日です。週末疲れになっていませんか? 早寝早起きをして明日も元気に来てくださいね。