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  • すごい発明だね! 昔ながらの方法で脱穀を体験

    2023年11月29日

    年長さんは、年間を通して、『お米ができるまで』の様々な経験をしていきます。
    ドロドロ田んぼの中での田植えから始まり、季節は夏・秋を迎え、稲穂となった時に稲刈りをしました。そして、お米作りも最終段階に近くなってきました。

    今日は、いよいよ、脱穀に挑戦!です。


    現代では、電動の機械を使っての農作業が多い中、稲刈りもカマを使ってやったように、子どもたちは昔ながらの人のちから、パワーを使っての道具で体験していきます。

    びっしりとお米がついた見事な稲穂。これを・・・・・

    この『足踏み脱穀機』にかけて、足で板を踏み踏み。ギーコ、ギーコ、ギーコ。

    あれれ? お米がなくなってる!!

    「お米はどこにいっちゃったの?」 子どもらしい素直な疑問ですね。どこいっちゃったんだろ。

    こっちに来てごらん。と、反対側に行くと・・・・・ わあ、こっちから出てくるんだあ!

    よーし! みんなも挑戦してみよう。 今日は、細かいわらのくずなどが飛びやすいので、みんなマスクを着けての作業です。みんな元気ですのでご安心を。

    ギーコ、ギーコと音を立てながらまわる歯車の中で穂についた実が、シャカシャカと音をたてて落ちていきます。
    みんな、初めてなはずなのに、なかなか上手でびっくり。

    順番を待っている間も、お米がついている状態をじっくり観察していたり。
    こうやって、お米になっていくんですね。

     

    そしてお次の道具はこちら。(もふが映り込んでいる~) 本日も、草食べ放題ビュッフェ目的で一緒に訪れたもふでした。

    こちらも、昔の道具で、『唐箕(とうみ)』 です。

    人のちからでこうやって出来るんだよ。と、道具の説明の中、子どもたちから、「すごい発明だね!」 の声。
    本当だよね、その通り、すごいよね!

    唐箕は、穀物をもみ殻や異物から分離するための農具なんです。足踏み脱穀機で稲穂からとれたものを集めてこの唐箕に少しずついれて、ハンドルをくるくると回します。そうすると~~、3か所の出口から、別れて出てくるのです。風のちからで重さで判別しているそうですよ。

    簡単そうに見えて、この、くるくるハンドルの速さがなかなか難しいんです。速くても、ああ~~、遅くても、ああ~~。
    でもコツを掴むのはみんな早い早い。

    そして最後は、 「遊ぼう!!」

    稲を全部刈ったあとの田は広いね! わあ~~って走り回っちゃおう。

    わらを、わあ~~って空に向かって思いっきりまくよ。これって思いっきり楽しいけど、実は来年のため。この、わらが、来年のお米作りをする時のための土の肥料になっていくそうですよ。

    じゃあ、来年の年長さんのためにも、思いっきりまいちゃおう!

    『ひまわり米づくり隊』の お母さんたちも子どもたち同様、お米作りも最終段階です。最新機械は使いませんよ~、パワーで頑張りましょう!

    今年から発足した『ひまわり米づくり隊』来年度も隊員を募集しますので、ぜひ、体験してみてくださいね!

    さあ、そろそろ幼稚園に戻りましょう。

    これは、唐箕を見ているのではなく・・・・お腹いっぱいになったもふちゃんがいつものように(赤いボックスの中にはいっているように)唐箕の下に入り込んで座っているのを、
    「もふ、帰るよ。」「もふちゃん、おいで」 と、声をかけてくれているのです。

    大好きなみんなとお出かけできてよかったね、もふ。

     

    ☆ ちゃんと、おいも残しといたよ~ ☆

    さつま汁に、お芋ほりで収穫したさつまいもが入っているので、その様子を見に行った時には、時すでに遅しで、「もう、食べちゃったよ~」「おいも、先に食べたからないよ。」 で、チーンだったことを子どもたちの方が覚えていてくれて、

    「おいも 残しといたから。」  汁の中から見事においもだけ残して待っていてくれました。

    今日のみそ汁は、さつまいもが入る予定ではありませんでしたが、大収穫だったおいもがまだ園に残っていたので調理員さんが今日も入れてくれていたのです。

    肉じゃがにはじゃがいも、みそ汁にはさつまいも、おいもがいっぱいのお給食でした。