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五感を感じて描こう
今日は予想以上に早い時間からパラパラとそしてだんだんとザーザーと雨が降り出しました。雲が厚く、薄暗い外になっていましたが、幼稚園の中では子どもたちは元気いっぱいでしたよ。
造形展に向けての共同製作にも力が入ってきましたが、今日は、年長さん・年中さん・年少さんと3学年とも、『五感を感じて描こう』、それぞれのクラスの題材を思い思いに紙に描いていました。
五感とは、「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」 です。 子どもたちは赤ちゃんの頃から周りにあるすべてのものは視覚を、語りかけや抱っこは聴覚や触覚を、食事は嗅覚や味覚を刺激し、こうした日常にある穏やかな刺激を繰り返し受けることで五感は発達しています。さあ、今日は、子どもたち、五感を感じながら描きますよ。(ちょっと、味覚を使えない題材もあったりしますが・・・さて、これは何かな。)
年少 れんげ組 (ミニトマト)
匂いを嗅いだり、触ってみたりしながら描いていきます。年中 ばら組 (かめ)
かめさん(クラッシュという名前がついていました)も、みんなが自分のことを描いてくれているので喜んでいつもよりも動きが大きくなっているようでしたね。絵がもう描けてしまった子もその後の粘土遊びで、「かめさんが遊ぶ貝を作ってるの」と、子どもたちの頭の中は思い思いのかめの世界がまだ続いているようでした。
年中 すみれ組 (きゅうり・とまと)
他の料理と一緒に出てくると、サラダに入っているとまとやきゅうりってあまり匂いを感じませんが、今日は、すみれ組の横を通ると廊下まで、とまとときゅうりの匂いがしてきました。子どもたちもきっとこの匂いを嗅覚で感じたり、きゅうりやとまとを切る音を耳で聞いて感じたり、そして、きゅうりをさわって「とげとげしてる。」とそれぞれの五感を感じながら描いていました。そして、『五感を感じて描こう』の絵で題材が子どもたちの頭の中で物語のようになっていくのが面白いのが年長さんです。
年長 すずらん組 (いもり)
事務所のいもりのタモリくんと、すずらん組のいもりのらっかせいちゃん、今ではすっかり仲良し。その2匹の物語ができているかのように子どもたちはどんどん筆を進めていました。
タモリくんとらっかせいちゃん、2匹とも同じ格好でシンクロしてますね。年長 ゆり組 (かめ)
こちらも、子どもたちの頭の中では、いつもお部屋で一緒にいる「プリンちゃん」の物語が出来上がったようで、筆をどんどんと進めて、またその姿が楽しそう。頭で浮かんでいる物語が楽しいのか、ニコッとしながら描いたり、色を選んでいる姿が可愛く、色々なことを感じながら描いていることが伝わってきました。本日、描いた『五感を感じて描こう』は、入園・進級して間もなく描いた絵と、それからしばらく過ぎた今日また同じ題材で描いた絵を2枚とも造形展に展示させていただきますので、お子様の絵を親子で一緒に見ながら、お子様の思いや物語をぜひ聞いてみてください。年少さんも年中さんも一人一人が自分の思いを持って描いていましたので、こちらもお楽しみにしていてくださいね。
明日は文化の日でお休みです。文化の日?って少し難しいかもしれませんが、絵を描いたり、音楽に触れてみたりと親子で文化に触れてみるにもいいですね。
お休み明けの4日は、おいもほりです。大きなおいもが獲れるかな。楽しみですね!